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2003 年 ギリシャ旅行記 (5 日目)


■ 6 月 16 日 (月) サントリーニ (フィラ/イア)

8:00 起床。晴れ。聖神降臨祭翌月曜日 (祝日)

一度、夜明け前に目が覚めたので、部屋からサントリーニの朝の写真を撮って、 ベットへ戻ったのでちょっとお寝坊。写真の左上に写っているのが月です。 ダーリンは先に起きてシャワーを浴びていたようです。

9:00 過ぎに朝食のレストランへ。今日は一日サントリーニ島でゆっくりする日です。それにしても段々遅起きになっていくような ... ちなみにサントリーニは "ティラ" とも言われます。

レストランはカルデラの斜面にあって、サントリーニ独特の素晴らしい景色を満喫しながらすがすがしい朝食タイムになりました。 眼下にはボートやカモメが見えます。ビュッフェですがレストランの人がつきっきりで世話してくれてとても親切でした。ベーコンやスクランブルエッグなど温かい料理もあり、フルーツやヨーグルトも一通りあって満足。レストランではかわいいミニウサギを飼っていたのでウサ子にも挨拶し、ゆっくりした朝食も終わりにさしかかった頃には、レストランの間の道を下って港と街の間の人や荷物を運ぶために出勤して行くロバ達に出会いました。

 

朝食後、一旦部屋に戻って出かける準備をし、10:00 頃くねくねと折れ曲がった道を下ってオールドポートへ向かいました。 下りは歩いて、上りはロバに乗りたいと思い、最初はロバ使いのおじさんのくどい誘いを断りつつ、恐る恐るロバの後ろ足で蹴られないように気をつけながら進んで行きます。一段一段の階段は斜度もそれほどきつくはなく、普通なら多分そんなに歩きづらくはない道だろうと思われますが、下って行くほどにロバの糞が多くなるので踏まないようによけないといけないし、そのうちよけきれないほどの状況になってきました。何より臭い!下についたら 『だからさっきロバに乗れ!って言ったのに』 とか、おじさんに言われるのか ??? と疑心暗鬼に陥るほど臭い!しかも、長目のジーンズの裾につきそうで怖いので、途中でいいからロバに乗ろうかと相談しだす二人でした。

 

坂を 20 分ぐらいくだり、さすがに息があがってハァハァ言いながらも、なんとかくだりきるとオールドポートへ到着です。船が出る時間なのか港は人でいっぱいでした。港にはカフェとかお土産屋さんがちょっとありましたが、とりあえず持参した水を飲んで日陰で休憩。小さな港なので大きなクルーズ船は着港できないので、港に入っているのはヨットとか小さめのボートばかりです。

 

港を少し散策して、写真を撮ったあとはロバで街へ上ります。ケーブルカーもあるけど、やっぱロバでしょ。ロバ代は一人 3 ユーロ。ロバに乗ろうとロバ使いのおじさんの言う方へ向かうと、すでに赤い T シャツを着た金髪の青年が一人だけ乗っていました。そして私が乗り、ダーリンが乗って、お客はこの 3 人だけ。エジプトのロバと違って馬っぽいスマートなサントリーニのロバは急な坂道をものともせず、おじさんの掛け声だけでトコトコ歩き出しました。しかし、この従順なロバ達を一番後ろから更に追い立てる冷徹なおじさんの声に登り坂なのに走り出すロバ達。

このロバ達は互いに相手を抜かそう抜かそうとする勝気なロバ達で、普通はまっすぐ歩いているのに、背後から他のロバが迫る気配を感じたとたん被せるようにナナメに進み、後ろのロバを決して決して前に出さないようにカバーするように歩きます。つまり後ろのロバが右から抜かそうとすると、前のロバも更に右に進み、後ろのロバが左から迫ると、前のロバはそれはさせじと左に進んで後ろのロバを壁と自分の体で作る三角形に閉じ込めます。お蔭でこっちはその度に左右の壁に足を挟まれそうになり気が気ではありません。しかもロバ達は競争している間は歩行者や他のロバを無視した動きをするので、それにも注意しないと危険!

私のロバはダーリンのロバに抜かされないようにカバーしつつ、前を歩く外人のロバを広めのカーブで内側から抜くと先頭に踊りでました。それから、ずっと先頭を独走。しかし後ろから常に迫るダーリンのロバとの攻防に夢中になっていた隙に、金髪の青年の乗ったロバに抜かされ怒った彼は しつこく迫るこうるさいダーリン乗ったロバに、"ブルブルッ!"とロバ語で威嚇する始末。このエキサイティングな戦いで、ロバの背で翻弄されながらの終点までの 20 分間はとーーーっても楽しめました。

写真は先頭をキープする私と私のロバ。サントリーニの朝は少し肌寒いのでジーンズに 7 分袖の T シャツでしたが、とりあえずジーンズはいててよかったです。(このあとさすがに暑かったのでノースリーブのワンピに着替えました)

ロバで高揚した私達はロバ競争について熱く語りながら、少しお土産屋をまわりロバ記念に一番小さなロバ人形 (3.5 ユーロ) を購入。絵になるサントリーニの光景を写真におさめて 11:20 頃一旦ホテルへ戻りました。 サントリーニはロードスやクレタより海風が涼しい感じがしますが、それにしても暑い。


今回の旅行で一番気に入った写真

左下の写真はロバの出発地点ぐらいからホテル方向を撮影した風景です。縮小したのでわかりにくいけど奥の左上のホテルがアトランティス。私達が宿泊したルーカスホテルは左から 1/3、下から 1/3 ぐらいに看板の見えるホテル。アトランティスよりカルデラの斜面の途中にある感じがいいでしょ。 右下の写真はケーブルカー。ケーブルカーには乗らなかったけどロバと同じ 3 ユーロ。雨の日とかにはいいかも。

 

昼食前にホテルのプールでひと泳ぎ。ここのプールのいいところはジャグジーがついているところ!私達が泳ぐ前に急に停電になったけど、復活したのでジャグジーで足の裏マッサージをしてみました。右下の写真はホテルのプールから下を見た眺めです。

しかし、『どうもお尻を擦った気がする ...』と水着に着替える際、鏡で見てみると尾骨の右あたりに大きな傷がありました。『どこで擦ったんだろう?』とダーリンに言うと、ダーリンもちょうど同じ位置 (しかし彼の場合は尾骨の左) に同じ傷ができてるとのこと。ダーリンは『飛行機に乗りすぎて "床擦れ" ができたんじゃない?』と言ってましたが、よくよく考えるとどうもロバに乗ったのが原因だと思われます。人には見えない位置だけど、座ると痛い!結局この『床擦れ』は 10 日後ぐらいに完治しました。

 

お昼ごはんは、エリトルウ・スタウルウ通りにあるニコラスへ。14:00 過ぎだからか席は空いていました。今日はスタッフドトマトとドルマーデス+ビールなど飲み物を注文して 16 ユーロ。今回はスタッフドピーマン+スタッフドトマトでした。ピーマンもトマトと同じぐらい太ってて大きい!これは美味でした。スブラキにはまっている肉食のダーリンのために注文したドルマーデスは初めて注文してみたのですが、ちょっと塩からいロールキャベツのような食べ物です。ぶどうの葉 (?) らしいのですが、これがきゃべつみたい。しかし独特の香りがしました。

昼食後、カマリやイア行きのバスの時間をチェックしつつ、お土産屋を散策。ホテル アトランティスの方にある教会の方にも行ってみました。写真撮影不可だったけど、ここの海に向った窓にはまっているしぶい水色のステンドの色がすっごくステキでした。考古学博物館は祝日は休日とガイドブックに書いてあったので、あきらめて再びホテルへ戻り、テラスで昨夜買って冷やしておいたロゼワインを飲みつつ少し休憩。

明日はイアに夕日を見に行こうと思っていたけど、ビーチにも行きたくなってきたし、ボルケーノにも行ってみたくなってきたので、フロントにエクスカーションのパンフレットをもらいに行くことに。そこでフロントの人が色々説明してくれましたが、どうもボルケーノツアーは 1 種類だけでなく何種類もあって、島を巡ってイアでサンセットを見て戻る 1 日コースなんてのもあるらしいということが判明したので、お礼を言って部屋に戻り、また検討することにしました。 『やっぱりビーチで泳ぎたい。でもタオルとかないし。よく考えてみるとイアで夕日が見たいなら今日行かないといけないけど、バスが面倒だなぁ』と考えがどんどんまとまらなくなって行きます。

こういうときは時間にまかせるに限るので再びホテルを出発し、青帽子の教会を探しにサントリーニパレスホテル方向へ歩きだしました。約 15 分の登り坂。暑い。 途中からは日陰もない道をひたすら登ると、再びお店が多くなり教会が見つかった (というか、よくよく記憶を探ったら違う。でも、もういい。と思ったことが悔やまれます) ので、木陰で休憩。 サントリーニは絵になる風景が多くて、右下の写真なんかただのカフェの裏口なんだけど、なんか絵になるのよねーと変に感動しました。

 

その後、フィラのバス停付近まで戻ったら、ちょうどイア行きのバスがいたので深く考えず乗り込みました。 一人 0.9 ユーロ。お金はバスが走っているうちにどんなに混んでいても車掌さんが回ってきて回収してくれるので車内で払います。イアのバス停には 18:30 頃に到着しました。日暮れは 20:30 頃なのであと 2 時間程度ひたすらイアの街で暇つぶしです。

バスから降りて、バス停付近をちらっと振り返ったけれど時刻表はないようでした。でも、これだけの人がフィラから来たんだからきっと帰りのバスも走ってるんだろうとたかをくくり、地図がないときの常道としてサンセットポイントを探るべく人の波に遅れないようについて行きました。イアのバス停からサンセットポイントまではしばらく細い道を抜けて進みます。この道の雰囲気といい、道にならんだかわいいお店といい、イアの街はディズニーランドのようなどこか架空の街に入り込んだみたいにアトラクション施設チックなかわいい街でした。

 

海の方へ進むとサンセットポイントらしき突端に人が集まっているのを発見したので、夕食を食べることに。途中見かけたヤクザなブチのある犬のいたレストランでエーゲ海を眺めながらの食事です。しかし、この時点で現金の持ち合わせの少なくなっていた私達はカードが使えないことを確認すると、また二人で一皿のスブラキを分け合うことにしました。いつもカード払いに慣れている私達からするとギリシャはカードが使えないところが多い気がします。ビール二杯も含めてこの夕食が 18 ユーロ。

お腹もくちくなり、日の入り時刻も近づいたので先ほど見つけたサンセットポイントへ向かうと、どこから現れたのか、もうたくさんの人が集まっていました。私達もそうだけど多分イアの街に宿泊している人だけでなく、サントリーニ島へ観光に訪れている人々の多くが夕陽を見るために来たのでしょう。 私達はサンセットポイント入り口付近の壁の上に陣取り、辺りを見回すと小さなイアの街中の道に人がうじゃうじゃ今日の夕陽を目当てに集まっているのが見えました。

 

日の入りは雲でよく見えなかったけど、夕日に映えるイアの街と世界中からこの夕日のために集まった人達との不思議な一体感を味わったあと、再びバスでフィラの街へ戻りました。バスは心配するほどのこともなく、バス停に戻ったら、先程自分達がフィラから乗ってきたバスが停まっているのが見えました。ダーリンはトイレに行きたいと言い出しましたが、このバスを逃すといつ出るかわからないのため、私一人さっと乗り込みとりあえず席を確保。しばらくしたら走り出しました。帰りのバスは混雑していましたが、思ったほどではなかったです。バス停の向こうには大型観光のバスや乗用車の群れも見えていたので、路線バス以外のお客さんも多かったのかもしれません。

21:00 過ぎにイアの街を出発。流れ行く景色を一枚だけ撮影。イアの街は白壁と青いドアの並ぶフィラと少し違い、青帽子の教会とオレンジ色の壁の続くおしゃれな街でした。イアに宿泊した方がいいかなと思っていたけど、小さい街だったのでお買い物好きの私にはフィラで正解だったかな。バスも便利だし。

フィラの街に着いたらもう真っ暗でした。昨夜ほどの賑わいではありませんでしたが、相変わらず暗くなっても人出が多かったので夜道も怖くはありません。夕食はイアで食べたので 21:30 頃ホテルに戻り、明日の予定を相談しました。フィラからのバスの便が一番多くて便利な空港近くのカマリビーチに泳ぎに行くことに決定したのですが、ホテルのチェックアウトは 12:00 だし、タオルやゴザを買うべきかどうかさんざん迷った結果、ダーリンの希望で午前中は考古学博物館へ行き、その後フロントへ荷物を預けてビーチへ向うことにしました。タオルなどなどはビーチに行ってから考えることに。


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