街中で エタニティの匂いがすると 視線が あなたを探してしまう
次の恋に 進めない
ただ それだけかも知れない
こんなに 恋しくて こんなに 会いたかったのに 視線の隅で あなたに気づきながら 合図をかわすこともなく 水平線へ向う
海に浮かんでいても あなたから目が離せない
こんなに 想いが苦しいのなら あなたによく似た 別の人でよかった
数年後 日本車を買ったら その丸いフォルムに 前も 後ろも 左も 右も 距離が まったくわからなくなってしまって それ以来 あやふやな距離感のまま ずっと 運転している
私の恋も その頃から 距離がつかめないの
雨の中の車内は ガラス張りの温室のようで 寒い外界とは遮断された 二人だけど空間を 強く意識できるから
水滴がコロコロと窓ガラスを走るのを 指で追いながら過ごす 一刻のしあわせ
たとえ彼と別れることになっても 今日のこの空の色を 忘れたくない