記憶のかけら +

孤独な木


人影一つみえないような
薄暗くて 少し 湿り気のあるような
そんな さみしい場所で

孤独の深さに

凍えたい

人恋しさに

震えたい

私には 前も後ろもないので
右か左しかない

いつも 後ろを振り返ってばかりいるけど
前しかないのよ


もっと強い私が欲しい

詩集を握りしめ
強い風に向う

何故だろう
涙がでる
まっすぐという
言葉の意味がよくわからなくなった
私が負けるなんて
ありえない

未練は
何かを残したいため

* * *

私はあまりにも弱すぎて
あなたがいても支えきれない
まして あなたを支えられない

* * *

まっすぐな 存在でありたい
私は ただじぶんにまっすぐに
生きる


あなたは
私には何もわかっていないと言うけれど
私は
暗い海の底のように深い
孤独を知っている
それは この世の中で
他の何よりも 冷たく胸をしめつけて

怖くて
凍えるほど
寂しいものなのよ

多分 あなたには わからないわ


気にくわない

気づかない


真実という 嘘

覚えていてくれて ありがとう


早く
一日も早く 帰って来て
言葉じゃ
きゅうくつ

夜になれば
一つ一つの光が
とても きれいに見えるはず
夜を待って

メランコリーに意味はない
明日の私について話して


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