記憶のかけら +

自分に関する研究


夢の中で
『私の生まれた島』 を見た
澄んだ海の深い蒼が印象的な
いくつかの小さな島の一つ

私についての研究


弱い私は
どうすればいいのでしょう

途方にくれる

涙なんて
どうして?
誰よりもよく
わかっているのに


実現してしまった現在には
興味がない
未出現なものが
実現しなかった過去と
可能性の未来が
すべて

私という必然 

気が狂ってしまえばいいのに と思う
そうすれば
どんなにか楽か
私には 枠が多すぎる

そうして 手に入れた
無常観

小林秀雄を考えた


私は
名前ではない

感情を
支えられない

私には
名前がない


それは
よく晴れた日だったように思う
いつもの坂道を自転車で登ったら
初夏の青葉に囲まれた
その瞬間 これは
夢かもしれない
と思った

そして今まで現実だと思っていた
全てが 夢だったら
どうしようかと 怖くなった

そう言えば
あの日から
現実感を失ったように思う


美しすぎる
その刹那


刹那に生きてはいけないと
わかっているけど
刹那に流されそうになるほど
いつだって美しい

心に染み入る風景を持っているなら
一人でも平気
何故 その中だけで
生きられないのだろう

いつでも 飛びぬけていたいと
思っていた


失うかもしれない未来と
かなわなかった過去

I'm free.

選択肢が多すぎて
歩き出せない

私は 足元の
石ころほどにも
固くない


感情的になる
負けず嫌い
どれも これも 研究対象
もしも私がいないとしたら?

一時的な感情の爆発があると言われた
ここでは
自分に素直ではいけない




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